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ChatGPTやClaudeで自分のサイト・アプリを作ってみたら、
動かなくなった時にやること

執筆:岩崎哲也(KAIテクノウェブデザイン)|公開日:2026年6月18日

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結論から言うと、ChatGPTやClaudeで自作したサイトやアプリが急に動かなくなったときにまずやるべきことは、「どこが壊れたか」を1つずつ切り分けることです。エラーメッセージだけをAIに丸投げして「直して」を繰り返すのではなく、いつから・何をきっかけに・どんな状態で起きているのかを整理してから伝えると、AIでも人間の技術者でも解決の速度が大きく変わります。この記事では、その切り分け方と、自分で直せる範囲・プロに任せたほうが早い範囲の見極め方を、実務目線で解説します。

AIと一緒に自分でサイトやアプリを作ってみた方なら、一度は経験があるはずです。昨日まで動いていたものが、今日いきなり真っ白な画面になる。ボタンを押しても反応しない。デプロイしたら本番だけエラーが出る。ここで焦って「何が起きているか分からないまま」AIに質問を投げ続けてしまうと、かえって遠回りになりがちです。まずは落ち着いて、順番に確認していきましょう。

①よくあるつまずきパターンを4つに分けて整理する

「動かなくなった」と一言で言っても、原因はだいたい次の4パターンのどれかに当てはまります。自分の状況がどれに近いかを最初に見極めるだけで、その後の対応が格段にやりやすくなります。

この4つのうち、どれに近そうかを最初にざっくり仮決めしておくと、AIへの伝え方も、自分で調べる方向も定まりやすくなります。

AIに同じエラーを何度貼っても直らないのはなぜ?

これは非常によくある相談です。エラーメッセージだけを貼って「直して」を繰り返しても直らない理由は、AIがそのメッセージ単体からしか状況を推測できていないからです。人間の技術者でも、エラー文だけを見せられて「これいつから出てますか」「直前に何しました」と聞き返すのと同じことが、AIとのやり取りでも起きています。

「同じ質問を繰り返す」のではなく、「毎回、情報を1つずつ足していく」意識に切り替えると、驚くほど解決が早まります。

特に、一度にたくさんの修正を同時に依頼してしまうと、どの修正が効いたのか・どの修正が新しい問題を生んだのかが分からなくなり、迷路に迷い込んだような状態になります。1つ変更したら、必ず1つ確認する。この地道な繰り返しが、実は一番の近道です。

②自分でできる正しい手順(切り分けの5ステップ)

実際に手を動かすときは、次の順番で進めてみてください。

  1. いつから壊れたかを特定する:最後に正常に動いていたのはいつか、その後どんな変更を加えたかを思い出す(あるいは変更履歴を確認する)。
  2. エラーメッセージを「全文」コピーする:一部だけを要約して伝えず、赤字の警告やスタックトレースも含めてそのまま貼る。省略した部分に原因が隠れていることが少なくありません。
  3. 直前の変更を1つずつ元に戻して検証する:怪しい変更点から順に戻し、どの時点で正常に動いていたかを確認する。
  4. AIには「原因の仮説」を先に聞く:いきなり修正コードを求めるのではなく、「このエラーが起きる原因として考えられることを、可能性が高い順に教えてください」と聞く。仮説を絞り込んでから修正に進むと、的外れな修正を防げます。
  5. 直したら必ず動作確認してから次に進む:修正が終わるたびに、実際に画面を開いて確認する。複数箇所を直してからまとめて確認すると、新しい不具合の原因が分からなくなります。

このステップを踏むだけで、AIとのやり取りの質が変わります。AIは万能の魔法ではなく、渡された情報の中でしか考えられない「非常に優秀だけれど、状況を直接見ることはできない相談相手」だと考えると、伝え方の工夫の必要性が見えてくるはずです。

③「AIで作ったなら中身が分からないから作り直すべき」は本当か

AIで作ったサイトやアプリにトラブルが起きたとき、「中身がブラックボックスだから、いっそ作り直したほうがいい」という意見を耳にすることがあります。この考え方には、注意が必要だと私は考えています。

もちろん、根本的な設計に無理があり、作り直したほうが結果的に早いケースはゼロではありません。ただ、実際に多くのトラブルを見てきた経験から言うと、動いていたものが動かなくなった原因のほとんどは、局所的な設定ミスや小さな不整合です。全体を作り直すのは、コストも時間も大きくかかる割に、根本原因の特定を先送りしているだけということが少なくありません。

頭ごなしに「作り直しましょう」と勧める開発会社や専門家に出会ったら、一度立ち止まって「なぜ作り直しが必要なのか、原因の説明」を求めてみてください。原因を特定せずに提案されている場合は、慎重に判断したほうがよいでしょう。

④「自分で直せる範囲」と「プロに任せた方が早い範囲」の見極め方

ここまでの手順を踏んでも解決しない、あるいは踏む前から「これは自分では厳しそうだ」と感じる場面もあると思います。次のように分けて考えると判断しやすくなります。

特に本番環境への変更や決済まわりは、失敗したときの影響が大きいため、確信が持てないまま自分だけで進めるのはおすすめしません。原因の切り分けまではできても、そこから先の実装修正はプロに任せたほうが早いケースもあります。AIで作ったコードの「仕上げ」だけを引き受けるサービス(DEV RESCUE)では、作り直しではなくミニプラン(5万円〜)から、単発のバグ修正や原因調査だけを依頼することもできます。全部を任せるか、自分で作るかの二択ではなく、「詰まった部分だけ」を切り出して相談できる選択肢があると知っておくと、いざという時に気持ちが楽になります。

まとめ:焦って作り直す前に、まず切り分ける

AIで自作したサイトやアプリが動かなくなったときにやるべきことを、もう一度整理します。

自分の手で作ったものだからこそ、動かなくなったときの不安は大きいものです。ですが、多くの場合、原因は思っているより局所的です。落ち着いて切り分けていけば、自力で解決できる範囲は案外広いということも、知っておいていただければと思います。

AIが使える状態のPCも、詰まった時の相談先も。まとめてサポートします。

よくある質問

Q. AIに何度も同じエラーを貼っても直らないのはなぜですか?
A. エラーメッセージだけを貼って「直して」と繰り返すと、AIは毎回そのメッセージだけから推測することになり、同じような的外れな修正を繰り返しがちです。エラー全文に加えて、いつから起きているか、直前に何を変更したか、すでに試したことは何かをセットで伝えると、AIは仮説を絞り込みやすくなり、直る確率が大きく上がります。

Q. バグ修正だけをプロに頼むことはできますか?
A. はい、可能です。作り直しではなく、いま動いているコードの「仕上げ」や原因調査だけを単発で依頼できるサービスもあります。例えばDEV RESCUEでは、ミニプラン(5万円〜)から単発のバグ修正や原因調査を依頼できます。

Q. どこまで自分で直して、どこからプロに相談すればいいですか?
A. 表示崩れや文言の誤り、設定値の入力ミスなど、手元で再現でき原因が絞り込めているものは自分で直せる範囲です。一方、本番サーバーの設定変更、決済や外部APIとの連携、原因が分からないまま数時間経過している状態、データが消える・壊れるリスクがある操作は、プロに相談したほうが早く安全です。

Q. プロに相談するとき、何を準備しておけばいいですか?
A. エラーメッセージの全文、いつから・何をきっかけに起きたか、AIとどんなやり取りをして何を試したかが分かる履歴があると、原因調査がスムーズです。ソースコード一式や管理画面へのアクセス情報も、可能な範囲で準備しておくと診断が早く進みます。

Q. ソースコードを他人に見せるのは不安です。大丈夫ですか?
A. 不安に感じるのは自然なことです。信頼できる相談先であれば、秘密保持の徹底やNDA(秘密保持契約)の締結にも対応しています。契約前に、どこまで見る必要があるか、どう扱うかを確認してから依頼すると安心です。

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